しんぶん赤旗九州・沖縄面2008年6月11日(水曜日)

水曜随想

「後期」に沖縄の審判

参院議員 仁比聡平


 沖縄タイムスの一面トップに「自民惨敗、民・共躍進」「後期医療反発強く」の大見出しがおどる。開票と勝利をみとどけて上京し、国会議員団会議に顔をみせた赤嶺政賢衆院議員は万雷の拍手につつまれ握手の嵐。その握る手は固かった。

 私は告示日の夜、沖縄入りし、最初の土曜日全日、四人区で共産党の初議席に挑戦する浦添市・ニシメ純恵候補の応援に入った。候補者力ーは車長も運転手もアナウンサーも、みな選挙ははじめての若者たち。きびきびしたその姿に希望と正義感があふれる。純恵候補の訴えが市民の心をつかんでいくのがよくわかる。

 浦添もまた沖縄戦の激戦地である。嘉手納基地の米軍戦闘機が爆音をとどろかせて頭上を飛んでいく。戦争と米軍占領下を生きぬいてきた大切なお年寄りをきりはなし差別するというのか。「怒り訴え共産初議席」「市民の良識の勝利」と伝える琉球新報は私の実感だ。

 日曜日、瀬長亀次郎さんいらい革新の歴史と伝統の要の二議席を守りぬく那覇市区へ。外間ヒサコ県議を受け継ぐ、とぐち修候補への厚い信頼と期待で、車がたびたび止まる。

 県議団の大黒柱、マエダ政明候補の訴えには沖縄の貧困が問わず語りににじみ、その現実をなんとしても変えるためにたたかい抜いてきた沖縄の共産党の生き様が伝わってくるようで、私まで胸があつくなった。

 国会に戻らざるを得ず応援には入れなかったが、沖縄市で貧困と基地の苦しみを全身で受けとめてきたカヨウ宗儀候補の堂々の当選。空港にむかう車のMDで聞かせてもらった糸満市の二人区で議席を奪還した玉城ノブコ候補の演説の頼もしさと熱い思いにまた胸があつくなった。議席にこそ届かなかったが豊見城市のまえさと保候補は得票率25・4%の大健闘である。

 六人の候補者、沖縄のみなさんに心から「ありがとう」を伝えたい。「後期高齢者医療制度は廃止せよ」ーこの沖縄の声を真摯(しんし)にうけとめ今国会で廃止するのが国会の責任ではないか。最終盤。全力を尽くします。

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